リビングの形はLDK、LD+K、L+DK、L+D+K
リビングといえば、4タイプがあります。
- LDK
- LD+K
- L+DK
- L+D+K
※L=リビングは居間。D=ダイニングは食事をする部屋。K=キッチンは食事を作る部屋。
①LDK型リビングのいい所と弱点
いい所
- 家族が近くにいるので、コミュニケーションを取りやすい。
- 部屋中を見渡せるので、安心できる。
- 家具の配置で部屋のイメージを簡単に変えることができる。
弱点
- テレビの音が騒音になることがある。
- 物が散らかりやすい。
- 来客に全部見られる。
- キッチンの料理のにおいや煙が部屋中にわたる。
弱点について考察!
キッチンの料理や煙について。
レンジフードも高性能化してきています。カレーやさんまの塩焼きなど、においや煙のひどい物でも、一般的な家庭ならどこでもあることなので気にするレベルでもない。あなたが思っているように、神経質になるほどでもありません。
また、部屋が煩雑になるについて。
収納棚やクローゼットを活用して収納したり、キッチンは対面式でシンクより一段高い腰壁になっているものを選ぶと、調理の際の手元はリビングから見えません。
キッチンは対面式でなくてもいい?
対面式にこだわらない、壁に向かって作業するタイプでいいって方もいると思います。
部屋の面積をあまりとれなくて、対面式にするとリビングダイニングが狭くなる、部屋を広く取りたい、って方に向いています。
また、キッチンシンクの前の景色がよく、窓の外を眺めながら調理するのが好き、作業がはかどるっていう場合もあります。
うしろ向きで調理して、向き直ると食卓を置いている場合は、障害物がないので、2・3歩ほど歩くだけで、すぐ料理したものを食卓に出すことができます。
食卓との距離が近い、オープンキッチンになるので、家族に料理を手伝ってもらいやすくなる、という利点もあります。
②LD+K型 はキッチンだけが独立した形
③L+DK型 はリビングが独立した部屋になっている
④L+D+K型リビングのいい所と弱点
いい所
- キッチンの料理のにおいや煙がほかの部屋にいかない。
- キッチンの調理音が他の部屋に聞こえない。
- ダイニングで一緒に食事を取る時、テレビや他のメディアがないのでコミュニケーションが取れる。
- リビング・ダイニング・キッチン、それぞれの用途が明確で、区別ができる。
弱点
- キッチンで作った料理をダイニングまで運ぶ手間がいる。
- 別の部屋にいる家族とコミュニケーションが取れない。
- 3つの部屋にわけると、1つの部屋LDKと比べて、スペースがいる、壁やドアなどの建築コストが増える。
- 部屋が分かれているので、孤独を感じやすい。
対面式の利点は、料理をしながら、食卓にいる人やリビングにいる人と話ができる。
料理中の作業が、食卓にいる人やリビングにいる人には見えにくい。
システムキッチンとリビング
家を新築すると、たいていはシステムキッチンになっています。
システムキッチンとは
- キッチン作業台に、IH式コンロやガスコンロが組み込まれて一体となっている。
- 一枚板の天板を乗せていて、シンクと調理するスペースがついていて、キッチン台が一続きになっている。
- キッチン作業台の上には収納戸棚があり、作業台の下は引き出しになっている。
理想は、システムキッチンと食卓が前後にあるのではなく、左右にあるのが導線的にはいいと思いますが、スペースが取れなくて、前後に配置する場合が多いようです。
また、部屋が広く取れない場合は、キッチンとリビングだけで、ダイニングを省く事例もあります。
対面式キッチンの前がリビングになっていて、ダイニングとリビングを兼ねるということです。こじんまりとした作りの家なら、こんな風にリビングをコンパクトにすると、常に家族がいる空間に自分も身を置くことになります。
夫婦2人とか、3人家族までなら、ダイニングがなくても十分かもしれませんね。
2人家族なら、ダイニングテーブルの代わりに、システムキッチンの前に、テーブルカウンターを作りつけるだけで、食卓になります。
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リビングの床材はどれがいい?
リビングの床はフローリングですが、床材の種類は多いです。
- 合板フローリング
- 無垢材
- クッションフロアー
- カーペット
- コルク
- 大理石 etc
合板フローリング
一般的に、合板フローリングはよく目にします。
床掃除のしやすさや、耐摩耗性、耐水性が高く、床暖房にも対応できるなど、機能の高いものがそろっています。
お手入れのしやすさも考慮に入れると、リビングの床材に合っているのではないでしょうか。
一方、無垢材も人気があります。
無垢材
無垢材はやわらかい肌触りなので、素足で歩けます。高級感がありますね。
やわらかいということは、傷がつきやすいということでもあります。
お手入れは、乾拭きのみでいいという種類の無垢材もあるようですが、1カ月から3か月をめどに水拭きをするといいようです。
そのままの素材を使っていることもありますが、おおかたは、薄く塗装をほどこしているようです。
また、定期的に塗装をすると、汚れが付きにくく、あとのメンテナンスが楽です。
基本的に乾拭きや水拭きのみで汚れが落ちると言われています。
合成フローリングでも、定期的にワックスがけをすると、新築のままの輝きを保てますし、汚れてもサッと拭き取るだけでよくなります。
あとは好みの問題でしょうか。
リビング収納
リビングは、テレビやソファ、テーブルのほかにこまごまとしたものを置きたいところです。
収納方法を大きく分けると、見せる収納と隠す収納があります。
見せる収納と隠す収納とどっちが好きですか?と問われると、迷わず隠す収納と答えます。
隠す収納のメリット・デメリット
- 掃除が簡単
- 部屋がシンプルで片付いているように見える
わたしは掃除が苦手で、あまり掃除したくないんですよね。
だから、掃除が簡単にできる隠す収納が好きです。
隠す収納なら、タンスやクローゼットの扉を拭くだけでいいんです。だから、簡単。収納したものが埃まみれになってるなんてこともありません。
また、部屋がごちゃごちゃしているのが好きではありません。
極端に言うと、モデルルームのようにスッキリとして物がない部屋に住みたいんです。
しかし、すっきりと暮らせる反面、物をしまい込むことで、何がどこにあるのか、分からなくなることがあります。そうならないために、マスキングテープで収納しているものの名前を書いておくとか、家族全員が決められた位置に置くとかの意思疎通、工夫がいるかもしれません。
見せる収納のメリット・デメリット
- 見せる収納は、その物を使いたい時に、どのにあるかが見えるので、すぐに使えるということ。
- 収納グッズをそろえて、置いておくことで、片付けのやる気が起こる。
- 何をどれくらい持っているかがすぐにわかる。
ただし、掃除が大変になります。
見せていることで、埃がついたりしますから、こまめに掃除することになります。
また、飾り方によっては、ごちゃごちゃしているような感じがします。
リビングの形まとめ
・新築物件は「LDK」か「LD+K」が主流です
「LDK」は、対面式キッチンで家族とつながれる
「LD+K」は、キッチンが独立した形
・リビングの床
キッチンは特に汚れやすい→掃除が簡単なのはクッションフロアー
・見せる収納と隠す収納
隠す収納は見た目が何もなくてスッキリ
見せる収納はアイテムをそろえて置くとスッキリ
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