アパートやマンション経営と同様、駐車場経営を考える方も少なくありませんね。
誰でもできそうな駐車場経営ですが、個人でする場合のメリット、デメリットについて知っておきたいですね。
またどういったトラブルが起こりうるのかも解決方法と共に把握しておきたいところです。
今回は“駐車場経営を個人でするメリットデメリット・トラブルや解決方法は?”について調べてみました。
駐車場経営を個人でするメリット
プーちゃんの副業は駐車場経営です。
— メタボなプーちゃん (@Funky48682337) March 30, 2022
田舎なので1台7000円×15台なので、大した収入ではありませんが💦
税金支払い終わったので推し活に使います🧸
明日と明後日連日予約してます🤞🤞 pic.twitter.com/4yPVgKWQKo
気になる駐車場経営のメリットにはどんなことがあるでしょうか。
メリット4項目を見ていきましょう。
①土地の有効活用ができる
田舎になればなるほど持っているけど使わなくて管理に手を焼いている土地があります。
そのような土地を駐車場に有効活用することによって収入を生み出すことができます。
②初期費用が少ない
アパートやマンション経営でしたら数千万~数億円の初期費用がかかります。
しかし駐車場経営の場合、機器などの導入をしなければ車10台分のアスファルト舗装費約150万円で済みます。
もしコインパーキング方式を取る場合はこのアスファルト舗装に精算機1台、ロック板10台、看板・照明、設置施工費、がプラスされ約300万円余りとなります。
経営を全て駐車場運営会社に委託する『一括借り上げ』の方式をとると初期費用は0円です。
③収入を得られる
駐車場運営会社に一切を委託する『一括借り上げ方式』ですと駐車場の稼働率に関わらず、あらかじめ運営会社との契約で決められた固定賃料が支払われ続けます。
逆に一切を『自営方式』で行う場合は収入は駐車場稼働率に応じて全額自分の手元へ入ります。
また、『管理委託方式』といって土地の舗装や設置機器の費用は個人負担でその後の運営や管理を管理会社に委託する方法もあります。
この場合売り上げに応じて決められた割合、もしくは毎月決まった金額をこちらから管理会社に支払うことになります。
③リスクを受けにくい
アパートやマンションほどのメンテナンスは必要なく、自然災害の被害も受けにくいです。
④他の用途への転用が容易
「借地借家法」が適用されないので利用者を立ち退かせることができ、もし駐車場を辞めてほかの用途への転用を考える場合も簡単に行えます。
駐車場経営を個人でするデメリット
駐車場経営には色々なパターンがありますが、初期費用を抑えることは難しくありません。
— 土地活ナビ🏡不動産売却と土地活用のお役立ち情報 (@tochikatsunavi) October 18, 2018
たとえば、既存の土地に白線を引いて月極駐車場にすれば、コストはほぼゼロです。
駐車場経営を始める前に知っておきたい10 のメリットと5つのデメリット&リスク https://t.co/l8iBYQUegq pic.twitter.com/hBRHMwZ4h9
デメリット3項目を見ていきましょう。
①税制上のメリットが少ない
土地にかかる固定資産税が「更地」扱いとなり、建物がある場合の優遇措置が適用されないため、同じ敷地面積でも6倍の固定資産税がかかります。
必ずしもといったわけではありませんが、ほとんどの場合そうなります。
また、「市街化区域内」に土地を所有している場合は『都市計画税』が土地評価額の0.3%かかってきます。
②収益性が低い
月極駐車場で10台と月5千円で契約した場合、ひと月の収益は5万円です。
一年間にすると60万円。
ここから固定資産税を引くと収益率の低さがわかります。
コインパーキングは月極駐車場よりは収益があると言われていますが、これも立地や周りの環境に日々影響を受けやすいです。
③トラブル
『一括借り上げ方式』、『管理委託方式』ではなく『自営方式』の場合、トラブルが生じた際は自分で対処しなくてはなりません。
駐車場経営でありえるトラブルと解決方法
当店契約以外の月極駐車場や周辺店舗への違法駐車・迷惑駐車は絶対やめてください。
— PUNPUI93(オランダ軒店主) (@punpui93) January 6, 2021
本日もトラブルがありました。
こんなこと言いたくないんですが、今後発覚した場合は即おかえりいただきます。
本当にやめてください。
お願いします。🙇♂️ pic.twitter.com/SrhEoCO6dG
それでは、よくあるトラブルをご紹介します。
・料金未払い
やはり滞納する方はどこにでもいます。
月極駐車場の場合、まず契約時にきちんと支払ってくれる人かどうかを見極めることでしょう。
そして何度催促しても支払わない場合は泣き寝入りか、相手に内容証明を送り簡易裁判所に提訴することになります。
そういうことに携わりたくない場合は『一括借り上げ方式』、『管理委託方式』をとることをおすすめします。
・事故
駐車場は私有地扱いのため、道路交通法が適用されません。
しかし、コインパーキングのように『不特定多数のものが自由に行きかうことができる場所』は道路交通法が適用されるため、事故が発生したら警察に届ける義務があります。
不特定多数の人が自由に行き来できる駐車場かどうかの判断は個人では難しいので、必ず警察に届け出るようにしましょう。
また、当事者間の話し合いでは解決が難しいと思われますので弁護士を通すのが賢明です。
・近隣住民からの苦情
主な苦情としてはエンジン音やドアの開け閉めの音がうるさいという声が多いようです。
確かに夜中や赤ちゃんのいる家庭にとって、これらの音はストレスでしょう。
対策としては防音用のフェンスの設置、音に気を付けるよう看板を付けるなどが考えられます。
・自動車の放置
見知らぬ車が停まっていても盗難車でない限り警察は対応してくれません。
自動車に張り紙をするなどして警告するしかありません。
よく「無断駐車の場合は〇〇円いただきます」という看板なんかも見かけますよね。
どうしても撤去されない場合は弁護士に相談しましょう。
・ゴミ
利用者がゴミを放置することも少なくありません。
ゴミが散乱しているといった苦情も実際あります。
駐車場が汚いと利用者も減ってしまいます。
こまめに掃除し、いつでもきれいな駐車場を心がけましょう。
駐車場経営を個人でするメリットデメリット・トラブルや解決方法まとめ
駐車場経営を個人でする場合のメリット・デメリット
〇メリットは土地の有効活用、初期費用の安さ、収入源の確保、低リスク、他への転用が簡単
〇デメリットは税金の高さ、収益の低さ、トラブルの発生
〇トラブルの対策としては一括借り上げ方式や管理委託方式の選択、またトラブル時には警察や弁護士へ相談
以上、“駐車場経営を個人でするメリットデメリット・トラブルや解決方法”についてまとめました。
もし土地の有効利用を考えていて収益も出そうなら、駐車場経営を考えてみるのもよさそうですね。
参考にしてみてください。
また、駐車場経営まではしたくないけど、自宅に空いている駐車場や空き土地がある方は、駐車場として貸し出せるサービスに登録すればすぐに貸し駐車場として運用できます。
駐車場を個人で運営したくない場合に便利ですね。運営は「特P」にお任せできますから。
自宅駐車場を貸すのは登録してすぐ可!貸すのに適した場所や人は?