高齢者の一人暮らしはここ最近多くなってきています。
高齢者の一人暮らしは、2040年には男性で20.8%、女性は24.5%になると予測されています。
高齢者の一人暮らしで気をつけなければならないことは、病気になったときのことです。
体調不良や怪我、認知症になると、一人暮らしなので頼る人がいません。また、体調不良でも誰にも気づかれないのです。
そこで、日ごろからウォーキングやストレッチ体操などの身体を動かして鍛えることを心がけている高齢者の人が増えていますね。
ここでは、高齢者の一人暮らしで気をつけなければならないことを見ていきましょう。
高齢者の一人暮らしで気をつけること
高齢者の一人暮らしで気をつけること。特に気をつけたい3つのこと。
- 健康面・病気の不安をなくす
- 詐欺や犯罪への不安
- 自然災害の備え
健康面・病気の不安をなくす
高齢者の一人暮らしでは、食生活や筋力の低下による健康面や病気になりやすいといった不安があります。
体力の衰えと共に、病気が慢性化しやすくなったりします。意識して筋力をつけるようにしないと老化と共に減少していくからです。
詐欺や犯罪への不安
高齢者を狙った犯罪や特殊詐欺が多くなっています。年金暮らしだからお金がないと言ってもそういった高齢者を狙った悪質な行為に引っかからないとは限りません。
自然災害への備え
地震や水害などの自然災害が発生した時の避難場所や避難の方法を把握しておかないと、一人暮らしの高齢者は取り残されがちになります。
貴重品などはすぐ持ち出せるように、どこに置いたかわかるようにしておきましょう。
高齢者の一人暮らし・健康で長生きするための生活習慣
高齢者の一人暮らしで気をつけること。高齢者になると、体力が衰えてきますから、おのずと生活意欲も少しずつなくなってきてしまいます。
そこで、高齢者が日頃から気をつけることとして、健康で長生きするために意識してやってみるのがいい生活習慣をご紹介してみましょう。
- 軽い運動をする
- 毎日歯を磨く
- バランスのとれた食事
- 飲酒・喫煙を控える
- 知り合いを増やす
- 親子で連絡を取り合う
- 定期健康診断を受ける
- 社会活動に参加する
軽い運動をする
高齢になると、外出が減り、家でテレビを見たり、スマホでゲームをしたりと、家の中で過ごすことが多くなってきます。そこで必然的に、身体を動かすことが少なくなり、体力や筋力が低下してきます。
それを防ぐためには、やはり適度に運動することが必要になってきます。
家の周辺をウォーキングしたり、軽いストレッチ体操や、スクワットを寝る前に習慣にしておくなど、意識して体を動かす時間を決めてやってみましょう。
筋力があると、階段でつまずいて転倒したりするのを予防できます。地域でラジオ体操をしているところがあれば、出かけていくのもおすすめです。
またスクワットなどの体操は、YouTubeなどでも見ることができるので、正しいやり方を知って、実行してみましょう。
毎日歯を磨く
歯を大切にしている人は、健康的です。歯が悪いと、食事もおいしくなくなってしまいます。
歯は毎日朝と夜、2回は磨くようにしましょう。もちろん毎食後に磨くのもいいですよ。
高齢で虫歯になると、歯医者に通うのも手間になります。また、歯医者が苦痛になってしまってはいけません。日常の習慣として、正しい歯磨きを徹底しましょう。
正しい歯磨きの方法は、YouTubeなどにたくさんありますから、今からでも勉強してやってみましょう。
バランスのとれた食事
高齢者の一人暮らしは、食事も簡単に済ましがちです。それで、栄養が偏ったりしがち。
たんぱく質を摂ることを怠らずに、バランスの良い栄養を取りたいものです。
自炊が苦手な人は、配食サービスを利用してみるのもいいでしょう。
飲酒・喫煙を控える
飲酒や喫煙の習慣がある人は量を控えるようにしましょう。孤独もあって飲酒や喫煙の機会が増える人がいます。
飲酒は筋肉を落とすともいわれますし、喫煙はもとより体にいい影響を与えません。
できるだけ心がけて飲酒や喫煙の数を減らすようにした方がいいでしょう。飲酒や喫煙を減らすとその分経済的にも余裕ができます。
知り合いを増やす
高齢者の一人暮らしになると近所付き合い程度もできにくいようになってきます。外出が減ると、顔を合わせる機会が減るからです。
できるだけ外に出て、知り合いを増やしておくといいですね。あいさつ程度でも交わしていると自然と会話につながったりするかもしれません。
コミュニケーションが増えると認知症予防にもなります。また、近所付き合いのある人なら、最近見かけないなど、万が一の時の異変にも気づいてくれやすいですね。
親子で連絡を取り合う
高齢者の一人暮らしでも、子供がいて連絡を取れる人は、電話やラインなどで定期的に話をするようにしておくといいでしょう。
最近はやりのオレオレ詐欺や、各種の犯罪に巻き込まれないためにも、親子で頻繁に安否確認をしていると、いざと云う時に危険にさらされなくてすみます。
また、子供がいない人は、親戚関係の親しい人や親しい友人などと安否確認をしておくといいのではないでしょうか。いずれにしても、何かあった時に連絡や相談ができる人がいると安心です。
定期健康診断を受ける
高齢者になると不安なのは健康のことです。
定期的に受けられる健康診断を受診するようにしておきたいものです。体調不良の原因の早期発見につながるかもしれません。
健康診断に出かけると知り合いに合えたりすることもありますしね。
社会活動に参加する
高齢者の一人暮らしは特に孤立しがちです。家に引きこもっていては、誰とも会話することもなく、孤独になってしまいがち。
そこで、何か地域の社会活動に参加してみるのもいいですよね。ボラティアでもいいですし、シルバー人材センターに登録しておくのもいいかも。自分に合った仕事が見つかるかもしれません。
仕事やボランティアではなく、高齢者のサークル活動も地域で行っている場合があります。運動サークルや、合唱サークル、カラオケなど自分の好きなことをチョイスして行って見ると、案外楽しくて続けられたりします。
このように、社会とのつながりを持っておくと、孤独感も軽減します。
また、社会活動に参加することで、少しずつやる気が出て、前向きになれるでしょう。
高齢者の一人暮らしで気をつけること・健康で長生きするための生活習慣まとめ
高齢者の一人暮らしで気をつけること・健康で長生きするため生活習慣についてみてきました。
高齢者の一人暮らしで気をつけなければならない、健康で長生きするため生活習慣
- 軽い運動をする
- 毎日歯を磨く
- バランスのとれた食事
- 飲酒・喫煙を控える
- 知り合いを増やす
- 親子で連絡を取り合う
- 定期健康診断を受ける
- 社会活動に参加する
高齢者の一人暮らしでは、運動をして健康に気をつけ、バランスのとれた食事をし、知り合いを増やすすなわち社会に参加することを意識して取り組んでいきましょう。
今からでも遅くはありません。人生100年時代の到来です。元気に頑張っていきましょう。